塩田剛士のプロフィール

ポートレート
塩田 剛士 (ローレル)
メンタルサポーター
所有資格
社会福祉士
精神保健福祉士
日本親子コーチング協会認定コーチ
1975年3月23日生まれ。東京都出身。福島県南相馬市に暮らしています
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キーワードをもっと深堀り

キーワードのエピソードから皆さんと僕の距離が少しでも縮まったり、だからあの活動してるんだと思ってもらえたら嬉しいです。 僕は、親の目や周りの言動(言い方や態度)を気にし、周りとの比較をしては自分のダメな所ばかりに目を向けていたので、 自分のいい所や自分らしさが何か気付いているのに素直に受け入れることができずにいました。今は、ダメな自分も〇という ニュートラルな感覚になれています。そうすると自分のことをネガティブにジャッジしないので生きやすくなるし、 生きやすくなるからほんとうの〇〇にも楽に目を向けられて、自分らしく生きられることにもつながっています。

ホスピス

ホスピスの写真
1989年、末期の肺がんで入院していた祖父を見て、子ども心に“おじいちゃん寂しくないのかな”と思っていました。 祖父の死後の1991年、山崎章郎先生の『病院で死ぬということ』に強い衝撃を受け“ホスピスという所で心のケアをしたい!” と思うようになりました。大学4年の時(1996年)に、福島県のホスピス病棟で実習させて頂いたご縁で、28歳の時にその病院に ホスピス病棟の看護助手として入職しました。11年間の在籍中は、助手業務と相談業務の兼務を経ての相談室立ち上げに携わる他、 ホスピス緩和ケアにおけるソーシャルワークやコミュニケーションについて、福島県内外での講演・講義を行なう機会にも恵まれました。 このホスピス病棟の、家庭的な雰囲気、ひとりひとりの『その人らしくあるがままに』を支えるケア、他職種を尊重し合える環境は、 傾聴と合わせて今でも僕の援助観・死生観・人生観の基礎になっています。2014年に退職後は、 病院の中での相談業務に留まらず、地域の中でホスピスケアを担う一員として仕事をしてきました。

傾聴が得意

自分から話し掛けることが苦手な僕が聴くことは得意とは、ちゃんと帳尻が合うようにできてるんですね(笑)傾聴を意識するようになったのは、 ホスピスに携わっていた臨床心理士さんによる1day講座(正確なタイトルは忘れました)を受けたことがきっかけでした。当時既にホスピスで 心のケアをしたいと思っていた中で、聴き方のポイントを学んだのですが、とても平易な内容ですぐに実践に移すことができた記憶があります。 でも、大切なのはテクニックじゃないですよ!今では、ピットインカードという味方もあるので、僕自身いいマインドで聴く時間を迎えることができています。
傾聴の写真

多人数の中で自分から話しを切り出すのが苦手

独りの写真
小学校1年生の秋、東京から千葉に転校。ここで僕の性格はガラッと変わりました。それまでは、社交的で人気者だったのが、同級生にいじめられ、 3人以上の中に入ると自分から話し掛けることができなくなってしまいました。今もそう。話し掛けられれば話せるんですけどね。逆に言ったら、 聴く側に回ったことで傾聴スキルが身に付いたのかもしれません。また、色々な場でなかなか発言できない人の気持ちが分かるので、 そっとサポート(ファシリテートや代弁)できる強みもできた気がします。

自己肯定感が低かった

僕の両親は生真面目。昔から褒められたり抱きしめてもらった記憶はありません…。父の口癖は『(勉強を)コンスタントに頑張れ』加えて、転校時のいじめは、 幼心に人格否定されたように感じていたのかもしれません。勉強できない・運動も苦手・人見知り・自分以外の人から強み(良い所)を引き出してももらえない…。 自ずと『自分はダメな奴』と思うようになっていました。それでも、憧れだった病院で仕事をしていた時は、師匠・看護課長さん・東北各地でホスピスに携わっている方々から 評価してもらえて、自己肯定感が高くいられたと思います。また、コーチングを受けて自分で自分の好きな所や強みに気付いてからは、 周りが評価してくれるかどうかに左右されなくなったし、”両親は真面目で不器用なりに愛情を注いでくれていたんだ”と心から思えるようにもなりました。 そう思えると両親との関係も良くなったことを実感しています。今でも自分責めはしますが”全部俺が悪いんだ”とは思わなくなりました。
木の写真

適応障害

歩く写真
元々、怒鳴られる・威圧的な言動をされる・頭ごなしに言われて自分の話しを聞いてもらえないと感じると気持ちが落ち込みやすかったのですが 2018年、当時の職場での人間関係で、食欲減退・仕事に行きたくない・気分転換ができないといった状況になり、心療内科を受診しました。担当医との相性が良く、 月1回の診察で気持ちが軽くなり、先生に話しを聴いてもらえることが楽しみになっていました。仕事はというと”今日は何で怒られるんだろう””また何かやらかしてしまうかも” とビクビクの毎日で、それでも出勤できていたのは、収入を得るためと一度休んだらそのまま行けなくなると思っていたこと、あとは何だかんだ言っても患者さんと 話しをするのが好きだったからです。それでも、ある日、テレビを見ていて笑えなかったり、競馬中継を見ていて歓声を出さず無表情でいる自分に気が付き”何かヤバいかも”と感じました。 受診時に先生に相談したところ入院を提案されましたが、精神科に入院ということに、”このまま廃人になってしまうのでは”と抵抗があったので、知人に相談しました。 知人の返事は「先生がそう言うということはそれだけの状況なのかも。入院によっての経験をソーシャルワーカーとして活かせるのでは」でした。それで気が楽になり、 1ヶ月の入院(任意入院・閉鎖病棟)と4ヶ月の休職に入るのです。入院の目的は”心の休息”一点。 外来の時から先生は、僕が1人暮らしであることを心配して『食べているか』『眠れているか』を毎回聴いてくれて、入院前はそれと『発作的に自死を選ばないか』 (表現を変えています)を気に掛けてくれました。また、先生の診察・受け持ち看護師さんとの会話・心理士さんとの面談では、不安・気掛かり・弱い自分をさらけ出し全て受け止めてもらえました。 当時の日記を読みながらこの文章を書いていますが、傷だらけだった自分に「よく耐えたな」と言ってあげたいです。
先生
「人としてローレルさんのこと好きですよ」
受け持ち看護師さん
「こうして今の気持ちをまとめていることは、もう自分の弱さに向き合っているのではないか」「この1ヶ月は無駄では無かったと思える時が必ず来る」
病棟看護師さん
「ローレルさんは大丈夫」
友達が面会に来てくれた時の第一声
「普通じゃーん!」
担当の患者さん(末期がん)とご家族
「お金より健康。健康なら働けるんだから」「必ず戻ってきてください。担当なんですから」
後輩ソーシャルワーカー
「もっとワーカーとしての心構えを学びたかったし、一緒にケース検討したかったし、悔しい」
知人
「ローレルさんのホスピタリティは本物なので頑張ってほしい」
これらの言葉にはどれだけ救われ、支えと励みになったことか…。今でも忘れていないし、今も泣けてきてます。退院後は、続けて3ヶ月の休職とデイケアでリワークプログラムを受けました。 リワークでの認知行動療法がとても良く、1つの出来事に対する見方・捉え方の引き出しが増えたことは、ネガティブだらけの僕にとって好影響でした。そして、異動という形で介護職に。 リセットして一から立て直せたから今の自分があると振り返ることができました。当時、どれだけ沢山の方に支えられていたかも…。 社会復帰を果たせた後、末期がんの方やご家族・ストレスなどによりひとりで苦しんでいる方の支えになりたいと思い、2020年から、声を活かした配信や相談など、活動を始めました。

HSP

HSPという言葉を知ったのは、適応障害真っ只中の時。”とても敏感な人”という意味の英語を略してHSPというのですが・疲れやすい(休日の昼寝はマスト)・人の言動に影響を受けやすい・自責や自己否定が強い・ 直感力があるといった共通点にことごとく当てはまりました。同時に『HSPは弱いわけじゃなく気質。克服しなくていい』という本の一文にとても救われた気持ちになりました。 今では”そのままの自分でいいんだ”と思えているし、むしろ”それが自分の強み”とさえ思えています。
花の写真

お豆腐メンタル

豆腐の写真
お豆腐メンタルとは、お豆腐のように脆いメンタルのことを指します。お豆腐が大好きな僕は、言い得て妙だなぁと感心し、率先して使うようにしています(笑)怒鳴られたり人前でダメ出しされたりすると、 最高品質の絹ごし豆腐メンタルが瞬時に出来上がっていました。今でも反射的にドーンと落ち込んだり自責してしまいますが、俯瞰するようになれたことで全て自責することは無くなりました。 絹ごしから木綿にはなれたかな。それに、お豆腐が色んな料理に使えるのと同じく、お豆腐メンタルも色んな人のココロに寄り添えると思っています。

馬が好き

競馬場で掃除のアルバイトをしたことがきっかけで、コースの広さときれいさ・馬のカッコ良さとレースの迫力・競馬場の雰囲気を体感して、ひとめぼれ。実家の近くに乗馬クラブがあった偶然も重なり、 ビジターで乗ってみたところ、目線の高さや馬に乗るという初めての世界に、またまたひとめぼれ。運動音痴な僕が「センスあるね」と褒めてもらえたことは、続けたいと思える理由になったかもしれません。 ちなみに、ニックネームの『ローレル』は、一番好きな競走馬『サクラローレル』からです。
馬の写真

馬に頻繁に接していないと自身のココロを良い状態に保てない

馬と人の写真
ふと、つらい事があってもストレスとまでは感じなかった時と、すぐメンタルダウンしてしまう時とでは、毎週のように乗馬クラブに通っていたか数か月おきにしか行けないかの違いがある… 自分にとって馬が身近にいれば馬に癒してもらえてたんだと気付きました。 馬の癒し効果などについては『馬がいる相談室』のページに詳しく書いたので、ぜひご覧ください。僕自身原稿を書きながらとても納得しています(笑)

女性性強め

『女性性とは?』と調べると共感性・直感・感覚・感性の辺りが当てはまりますが、『男性性とは?』で調べた事には全然当てはまらないことに気付きました。 当てはまる全てに『感』が入っており、どれだけ『感』で生きてるんだと可笑しくなりました。ジェンダーレスの時代『男なら男らしく』という必要はないので、 女性性強め大いに結構と思ってます。女性性が強いからこそ、安心して相談してもらえたり子どもがなついてくれるのだと思います。こんな男性いてもいいですよね?
ミモザの写真

子どもが好き

子供の写真
学生時代、屋外で遠足に来ていた見知らぬ子ども達に話し掛けられて”かわいい~”と思ったのがきっかけで、子どもが好きなんだと自覚しました。 電話帳で近くの保育園に『ボランティアで行かせてもらえませんか?』と相談して卒業までの1年半、学校そっちのけで保育園に通い詰めました(笑)途中からは、 懇親会の時に子どもの相手を任せてもらえるようにも!今思えば当時から子ども達が話し掛けやすい雰囲気が出ていたのかもしれませんね。何処が好きなのか考えたことはありませんが 『五感全てに本音でいて』『いつも全力で生きている』ことなのかと思いました。おまけ…一番好きなのは2歳クラスでした。

ローレルのストーリー、読んでくださりありがとうございました

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